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CMX社は革命的な新しいオフラインビデオエディットシステムを作り出す為に CBS放送と Memorex社のジョイント・ベンチャーとして誕生しました。 この CMX-600 システムはコンピュータのディスクに映像と音声を保管し、そして映像と音声をリアルタイムにアクセスして瞬時に見る能力と変更する能力を提供しました。 新しいこのシステムはランダムアクセスビデオエディタ (Random Access Video Editor) " R.A.V.E "と呼ばれました。 CBSのエードリアン氏 (Adrian Ettlinger) はこの新しいシステムのコンセプトを提供した人です。そして Memorex社 は、データレコーディングに用いられるディスク記録技術を供給しました。 . 編集プロセスの全てのコントロールはライトペン で行われました。 (上の写真を見て下さい)エディットコンソールには2つ B/W モニター見えるでしょう。 右手のモニターは一連の場面から選ばれたカットがポイントを選択され、そしてそのプレビュー再生を見るために使われました。 この操作のすべてがスクリーンの一部をクリックすることによって出来たのです。 左手側のモニターは編集された結果を示します。 編集者はいつでも、前方へ、あるいは後ろ向きに、そしていろいろなスピードで、連続したシーンとしてプレーすることができるのです。 制御装置のコンソールは単純でしたが、手品のような"CMX-600"の機能を実現するために必要な装置はかなり複雑です。 ASR-33テレタイプはCMX-600のレコーディングプロセスをコントロールし、そして編集決定リストを入出力するために使われました 。 CMX-600のエレクトロニクスは2つのマシンラックに満タン。1本はモニタリング装置と PDP-11コンピュータ、16KBのメモリとインタフェースエレクトロニクス。 2本目はビデオと音声信号システム、そして最も重要な"Skip Field Recorder"が詰められました。 CMX-600は最高6台のディスクドライブをサポートすることができました。 それぞれのドライブが洗濯機くらいの大きさで、そして 3相220Vの電力を必要とし、6台のドライブでオーディオとビデオを27分ストアすることができました。 記録時間を長くする手法としてTVフレームの1フィールドのみが記録されました。 " Skip Field Recorder " を使って、両方のフィールドからの音声と映像がひとつのフィールドに混ぜられてディスク・ドライブに記録されたのです。ディスクトラックのそれぞれが音声と1つのビデオフィールドを受け持ったのです。 記録方式はアナログで、音声は映像の水平期間の隙間に重畳されました。 スキップ フィールドレコーダーはプレーバックの時、先ず1フィールドを再生し その後2分の1ライン遅れてもう一度再生することによって、インターレスされた画像を作り出します。 それぞれのディスク・ドライブには1つのディスクパックを搭載し。このディスクパックには直径14インチのパレットを11枚持っています(レコーディングサーフェースは20)。 ディスクパックのデータ容量は39メガバイトです。 |